空を見上げて想う、空が今日は青い (深く青く…果てなく…) 屋上で大の字になって寝ころがるわたしを他人は何て想い何て言うのだろう だらしない?汚い? もっとも、そんな事はどうでも良い話だが 太陽の光を反射する己の泪に虚しさすら感じる 目から溢れる泪は一筋の線を描き、重力に逆らう事無く地面に落ちていく いっそうの事目を瞑ってしまおう 目を瞑っても太陽の光が瞼を透かし、生々しく赤を見せていた 「 」 聞こえた声はきっと幻なんかじゃない、幻聴なんかじゃない でも決して目は開けない、彼の顔は見ない 「、愛してる」 その言葉がどんなに重いものなのかは解らない でも、今の私にはあまりにも重すぎた 「僕を見てよ」 今は出来ないよ もう少し待ってよ もう少しだけ彼の残り香を楽しませて (…英二…好きだったよ。……嘘、今でも好きです) 「、好きだ。愛してる」 いっそうの事この目が永遠に開かなければ 彼の切ない顔を見なくて済むのにな 「ごめん、不二」 END・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 悲恋!!
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